早瀬拓海

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 悠羽が腰を上げ、ベルトを外してためらいなく下半身を丸出しにした。獣のような俊敏さでベッドをよじのぼり、俺の胸倉をつかんできた。背後は壁だ。逃げ場がない。 「実はまだちょっと、物足りなくて」  悠羽のペニスは天を向いてそびえたっていた。 「たっくんは動かなくていいから。ちんこ貸して」  トイレの中での吉岡との会話を思い出した。朝二回、尻でオナニーした、と言っていた。本番もしたのに、まだ足りないというのか。 「大丈夫、コンドームまだあるよ」  じゃーんと言いながら見せびらかすと、手早く開封し、なんの断りもなく人のペニスにかぶせてきた。 「やめろ、するとは言ってない」 「じゃあぶん殴って止めろよ。突き飛ばせば? 簡単だろ?」  悠羽が両手を広げて見せた。俺は暴力が嫌いだ。何もできないでいると、肩をすぼめて笑った。 「たっくん、ジェントルメーンだもんね」 「なんだそりゃ」 「クールでカッコよくて女の子にモテモテのたっくんのちんこ、いただきます」  人のペニスを拝んでから、上にまたがった。しっかりとペニスをつかみ、腰を下ろす。 「あっ」  上ずった声を漏らして、俺の肩に手をのせると、そのまま腰を下ろし始めた。 「んっ、んっ、入るっ」     
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