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ぎょっとして、おののいたスガちゃんが息をのむ。目が下へと移動する。スガちゃんの股間をズボンの上から撫でさする。手のひらの中で、膨らんで硬くなるのはあっという間だった。
窮屈そうなズボンを引き下ろし、解放してやる。勢いよく飛び出たペニスを見下ろして、満足した。
「悠羽」
スガちゃんが体を起こし、突然俺の体を抱きしめてきた。
「悠羽」
泣きそうな声で呼ばれて、なぜだかこっちも泣きそうになる。
「何、スガちゃん」
声が少し震えてしまった。
「好きだ」
耳元で囁くスガちゃんの声も、震えていた。
「……うん、……うん、俺も」
なんだろう、どうしてだろう、抱き合っているだけで、すごく気持ちがいい。
スガちゃんは俺の体をそっとシーツに寝かせると、顔を寄せ、キスをした。触れるだけの、子どもみたいなキスなのに、ぞくぞくした。息が上がって、たまらずスガちゃんの首に抱きついた。
「スガちゃん、もっと」
勉強ばっかりで女の子と付き合った経験もなく、知識もなさそうなスガちゃんなのに、触れてくる手が、圧倒的に気持ちいい。ふわふわしたキスが、気持ちいい。もっと、もっと、とうわごとのように繰り返した。
服を脱がされ、肌を撫でられ、押しつけられる唇の感触に、震えが止まらなくなった。小刻みに揺れる腰。立ち上がったペニス。触って、お願い、と泣き声で訴えて、スガちゃんがゆっくりと触ってくれる。
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