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「まだあげません」
そう言い放つと、春臣は眼鏡を外してベッドサイドに置いた。美晴の上に膝立ちになり、ワイシャツとインナーを脱ぎ捨ててしなやかな身体を露にする。
(意外……。結構筋肉質なのね)
細身ながら程よく筋肉のついた春臣の身体から、目が離せなくなった。眼鏡を外した春臣は、ただの巨根もちイケメンで、そのギャップに美晴の鼓動はどんどん早まっていく。
(ず、ずるいずるい! 年下のクセに!)
訳のわからない言いがかりを付けながら、美晴は細身の身体に不釣合いなほど大きく脈打つ男根に釘付けになっていた。
なんて綺麗な形なんだろう。和食の高級割烹で扱われている真っ直ぐな松茸のようだ。すくっと直立し、艶やかで無駄がひとつもない形。しっかりと剥けて顔を出している亀頭はつるりと赤く、カリ首のくびれも理想的だ。大きさは足りていても、ここの曲線が好みでないことが多かったが、春臣のソレは完璧な凹凸をしていて、張り型を作りたいと思うほど魅力的だ。
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