後攻:春臣

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 まったく身動きがとれず、恥部を曝け出した状態で美晴は浅く呼吸を繰り返した。次にされることを予想するだけで、蜜が溢れていくのを感じる。 「山口さん、ほんとエロいですね……。こうやってこれまで何人の男喰ってきたんですか」  恥部にふうっと息を吹きかけられ、美晴は押さえ込まれた両脚を振るわせた。春臣の雰囲気がどんどん変わり、今では完全に春臣のペースだった。真面目で気が弱いと思っていたのに、男らしい力強さとSっ気のある性格は意外すぎる。  なにやらスイッチが入ってしまった春臣は、決定的な刺激を何も与えないまま、美晴の様子を伺っていた。 「今夜俺を喰って、満足しなかったらまた他の男誘惑するんですか」  剣呑さを含んだ声音でそう低く呟くと、春臣はずぶりと蜜道に指を突き入れてきた。突然の行為に、美晴は「っひっ!」と小さな叫びを上げる。それを愉悦たっぷりに見つめながら、春臣の指は美晴の中をかき混ぜた。 「……そんなの、許さない」
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