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春臣に身体を反転させられ、美晴は尻を高く上げて獣の体勢になった。すぐさま春臣が後ろからのし掛かってきて美晴の胸をガッと掴み揉んでくる。重力でさらに大きく揺れる胸が、春臣の手で形を次々に変化していった。
「めちゃくちゃ興奮する……。山口さんの裸、ヤバすぎます……」
上擦った声で余裕なくそんな事を言われれば、美晴だってもうどうにでもして欲しくなってしまう。
「も、早く、はやく……」
息も絶え絶えに訴えているのに、春臣はどこ吹く風といった様子で美晴を背後から観察している。春臣もまたひどく興奮しているのは、荒い息遣いでよく分かった。こんなに焦らされるなんて、生まれて初めてかもしれない。真面目だけが取り柄だと思っていたのに、春臣はどうやら違った一面を隠し持っていたようだ。
「いつもの真面目な春臣くんは、どこにいっちゃったの?」
「どこだと思います?」
質問を重ねられて、美晴は既視感に襲われる。待てなくて腰を淫らに蠢かせていると、「ダメですよ」と甘く耳打ちされてしまった。
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