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片手で腰のくびれを抱きこみ、もう一方の手で春臣は美晴の蜜口にいきり立った切っ先を押し当てる。唐突に感じる熱と質量に、美晴は身体を震わせた。
「約束、して下さい」
まだ中には押し入れず、春臣は入り口をグリグリと刺激しながらそう言った。熱に浮かされて思考が鈍っていた美晴は、ただたた頷くことしかできない。
「これからは俺だけです。いいですか」
有無を言わさない口調で言われて、美晴は小さな喘ぎをいくつも落としながら「うん、うん」と大きく頷く。
「ちゃんと言葉にしてください」
「これからは、春臣くんだけでいい……。だからはやくそのおっいきいの、入れて……!」
半泣きになりながら懇願すると、春臣はようやく穏やかな微笑みを浮かべた。
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