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先攻:美晴
「ね、春臣くんの、おっきいってホントなの？」
目の前でスーツのジャケットを脱ぎ去った女性から、甘い芳香が漂う。
普段はぴっちりと隙なく着こなしているスーツの下には、恐ろしいほどセクシーな曲線が隠されていた。
ワイシャツのボタンが弾けてしまいそうなほど豊かなバスト。きゅっと引き締まったウエストに、張りのある大きなヒップ。社内でも密かなファンが多いこの女性は、直属の上司であり、男女の関係になるなんて万が一にもありえない、そんな高嶺の花のような存在だった。
だが、今。
ほろ酔いの彼女が自分を押し倒して、スラックスの上から手入れの行き届いた美しく白い手をそこに当てて、いやらしく微笑んでいる。
坂木春臣、24歳。
今、上司（女性）に乗られています。
何がどうして、こうなった……！？
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