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後攻:春臣
美晴は春臣のイチモツをじっくり観察して、ついにやけてしまう。
(ほんとにもう、完璧! 理想的な形と大きさ……。まさか灯台下暗しだったなんてね)
自分の部下として普段働いているときから春臣のことはなんとなく気になっていたが、決定的な何かがあるわけではなく、上司と部下という関係性は淡々と保たれていた。だが、職場での噂話を聞いてから、この穏やかな好意が大きく変化することになるなんて。
――坂木のアレ、でかいよな!
無類の巨根好きな美晴だったが、これまで自分の好みの大きさと形に出会ったことはなかった。イチモツを確認する為だけに、男性をそそのかしたことは何度もある。かなり危険な綱渡りだったけれど、それでも美晴が満足する巨根との出会いは未だなかった。
春臣が部下として配属された時、まずその見た目に惹かれた。真面目を絵に描いたような容姿、黒縁眼鏡、神経質そうな顔つき。イケメンと言われればイケメンの部類なのかもしれないが、そのくそ真面目な風貌が全てを台無しにしている様が堪らなかった。
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