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あらすじ
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《目が覚めると、そこは会社ではなく、自分が住むアパートの階段の踊り場だった》
ブラックすぎる企業勤務の社畜山崎涼介は、勝手に自分の部屋に転がり込んできた友人とその彼女が部屋で別れ話をしている間、仕方なくアパートの屋外階段の踊り場で時間を潰すことに。
毎月平均150時間を超える残業での疲れから、そのうち眠りこけてしまっていた涼介は、夢の中でも膨大な数の仕事をこなす夢を見る。
散々うなされた後に目が覚めて、そこが自分ちの屋外階段の踊り場であることに心底ホッとする涼介。
すると、座っている自分の傍らに、いつの間にか1枚の紙が落ちていることに気がつく。
恐る恐る見てみると、そこには絵本屋台の宣伝と場所が書かれた内容があった。
ストレス発散出来ますという謳い文句と絵本屋台という聞き慣れない言葉を目にした涼介。大分胡散臭さを感じつつも、誘惑に負けて絵本屋台の場所へと足を向ける。
とある寂れた商店街の奥へと進んでいくと、そこには見た目ラーメン屋のような屋台がひっそりと佇んでいた。
不思議感満載の絵本屋台に、その主人。そして、そこに集う色々なことを抱えた常連客達。
最初は絵本屋台の世界観に戸惑うも、涼介は次第にその魅力にハマっていく。
☆現代の生活に疲れた人々に向けて贈るハートフルファンタジー。
テレビのリモコンの色ボタンの選択で、結末が変わる、又は簡単なアンケートの後にお薦め絵本が出てくるなど仕掛けを作ると面白いかな。
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