第2話 所詮体と心は違うもの

11/11
1541人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「はぁああ、はあああっ!」 気持ち良すぎて、涙が出てきそうになる。 「いいっ……気持ちいいっ!」 こんなに快楽に溺れるのは、初めてだ。 「イッていいんだぞ……」 耳元に、部長の声が聞こえる。 「ああっ……!」 私は我慢できなくて、両足を少しだけ閉じた。 でも、部長がそれを許してくれなかった。 「イケよ。俺の体で。」 「あっ!」 もう無理と思った時には、体がビクッと大きくうねった。 「はぁはぁはぁ……」 私の体の上で、ぐったりしている部長がいた。 「やっと……イかせた。」 私はボーっとしながら、天井を見上げていた。 部長の体がひんやりしながら、私の熱を奪っていく。 それが心地よくて、私は部長をぎゅっと抱きしめた。 「高杉。もう、俺だけのモノにならないか?」 その言葉を部長が言った時は、私は夢の世界へと行っていた。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!