第三章 想い出

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第三章 想い出

「よくケンカしたよね」「そうそう、すっごいくだらないことでさ」「特にお前な」「ケンカ売ってくるからジャン」四人の話題に欠かせないのは自分がケンカっぱやいことだった。「もうケンカは卒業したよ」「たいして強くも無いのに立ち向かってくるので夢中になって蹴散らしたの懐かしいww」同窓会で盛り上がる内容がケンカとは。「んでさ、今日は木々ウォッチングなんだろ?」「そうだけど、木々よりも鳥が可愛い」「私はお花が綺麗だから散歩もいいな」「俺サッカーやりたいのに散歩とか・・・」「散歩って勉強の息抜きになるのな」それぞれが違う事を言っているけれど。それなりに散歩を楽しんでいたが突然、鳥の説明が書いてある看板を読んでいたメミがピタッと立ち止まる。「どうしたよ?」真っ青になったメミは「説明の横に誰かが手書きで書いてあるの・・・読んでみて」悪戯書きと想われる手書きの内容をマコが読み上げる。「都市伝説を知っている?自殺が多いんだよココ・・・・って書いてある。」
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