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と、そこで先輩のベテラン猟師(南沢)がその場でライフルで止めをさして、さらにどんどん手慣れた調子で解体していく。その手際の良さに初めは嫌悪感を持って見ていた狩野と山田にやってみないかと誘う。 初めて獣にとどめをさす情景を見た街に住む二人はびっくりしていまい、断るが見学は続ける。 次第に解体が進んで普段食べる食材に近づいてくると、ある程度料理をやる(狩野より上手)山田がおそるおそる解体を手伝い始める。何かを狩野より先にやることが滅多にない山田にしては珍しいことだった。 しかし狩野は解体現場を正視できずに場を外してしまう。 その後南沢が解体だけでなく料理もした食べたジビエ料理が美味しかったので、狩野の方もまた来るのを約束する。 また二人は都合を合わせて山に行くことにする。 と、狩野は、山田がすっかり猟師用の準備を整えているのにびっくりする。銃こそ持っていないが、もう恰好はオレンジ色のベストで決めている。そんな目立つ恰好をしていたら動物が見つけて逃げてしまうのではないかと言うと、動物は色がわからないから構わない、人間に誤射されないためだと得意げに解説する。いつのまにかやたらと狩りについて一人で勉強していたらしい。 もう銃がなくてもとれる網・罠猟の免許申請を出しているという。やたらと山田が乗っているらしい。     
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