描かれない結末

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―――今日は『月刊勇者』のインタビューに応じて頂いてありがとうございます。 勇者(以下勇)「ん?始まった?」 踊り子(以下踊)「始まったみたいよ、勇者。」 魔法使い(以下魔)「ホントに、僕らだってヒマじゃないんですから。」 ―――お忙しい所、本当に申し訳ございません。  でも、将来勇者を目指している若者達が、10年前、あの凶悪で惨たらしい魔王を倒したパーティ、という皆様方のお話を是非とも聞きたい。そういう声が多いので、こうして時間を割いていただきました。 勇「それは嬉しいな。  10年前の出来事なのに、未だにこうやって話を聞きたいなんて言ってもらえると。  オレ達は選ばれた者として、当然の事をしたまでなのにな。」 魔・躍 頷く。
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