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「で、いつまで触ってる気だ」
「貴方が許して下さるなら永遠に」
にっこりと微笑んだままアレクは当然のようにそう言った。
「早く作らないと切るぞ」
「至急お作り致します。お待ち下さい」
姫がハサミを手にすると直ぐ様、
髪から手を離しアレクは一礼し部屋を出て行った。
余程髪が大事なんだな。あいつにはこの脅しが一番効く。
ニヤリと姫らしくなく笑うと姫は彼の 作る料理を心待ちに待つのだった。
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