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再び、彼は舌と指で、そこを責めた。聞こえてくる音に私はなお、欲情する。 「ああいや、いや……」 「嘘つき。悦んでるよ。こんなによだれ垂らして。ほら、尻突き出せ。振ってみせろよ」 口調が違ってきている。身体の奥に、ズキンと響く。 「……もう来て。欲しい」 「いやらしい女」 乱暴に、ねじ込まれた。私は悲鳴を上げた。激しく突き上げられた。頭の中まで痺れた。 「ああっ、ああっ、ああすごい」 「欲しかったんだろ。ほら。嬉しい? 嬉しいの?」 「ああ、嬉しい。嬉しいです」 腰をつかまれて、後ろに引っ張られた。寝台をつかんでいた手が外れて、前のめりに倒れ掛かった。膝を折って、床に付いた。背中を上から押さえつけられた。冷たい床の感触を、こめかみに感じた。ひとときも休まず腰を打ち付けられる。 繋がったままで、片側から裏がえされて、私は、仰向いた。相田さんの胴にきつく脚を巻きつけた。相田さんは、獣じみた呼吸で、私を見下ろしている。 「……こんな淫乱女、野放しにしといたら、ヤる男みんな、狂わされるよ」 痛い。相田さんは、まだ、私を許してくれてない。 「被害はここでくい止めなきゃね」 犬歯をむき出して笑う。 相田さんの片手が、私の首にかかった。憎しみの目。哀しくて、目の前が暗くなる。     
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