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そして、私は申し訳ない気持ちになってしまう。あなたが思っている程、私の身体が快感を得ていたら、どんなにいいでしょう。出来損ないでごめんなさい。
でも、お気持は嬉しいです。だからお返し。そう思って彼のを咥えようとしたら、
「それはいい、いい。しなくていい」
焦って、私の頭を遠ざけた。後ろめたいのだろうか。同じ歳の自分の娘が同じようなことをしていると思ったら、堪らないのだろうか。それでも、
「挿入て、いい?」
することはするんですね。私はうなずく。そして、少し寂しくなる。終わりが近づいてきているわけだから。
私は膝を大きく開いて目をつぶる。どうぞ、と呟く。膣口に圧迫感を感じる。
「ん……。きついな」
そんな声が聞こえる。私は、押し入ってくる痛みに耐える。痛い、とは言えない。以前そう言ったら、舌打ちされたことがある。あれは、堪えた。暗くて冷たい場所に突き落とされたような気分になる。
納まりきるのに時間がかかった。あと何回すればこの感じはなくなるのだろうと途方に暮れる。相手に対しても申し訳ない。
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