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「アンッ……おかしくなりそうっ……」
それでも僕らは夢中でデザートを食べ続けた。
「和樹……」
「アアッ……九条さん……僕もうっ……」
幾らも経たずして快感を伴う大波がやってきた。
「イクの?」
「……クロス汚してもいい?」
やがてそれは
抑えの利かない継続的な痺れへと姿を変えてゆく。
「大丈夫だよ。だってもう――」
彼が気にしていたクロスはすでに
真っ赤なイチゴジャムとクリームがそこら中飛び散っていて。
「んあ……もうっ……イキそうっ……!」
そのコントラストが
強烈に僕を誘う。
「いいよ。一緒にいこう」
その瞬間
九条さんは僕を抱えるように強く抱いた。
「ん、やっ……イッちゃう!九条さんっ……イッちゃうよ!」
「ああっ……和樹っ……!」
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