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「まりちゃん、まりちゃん?」
「な、何?」
「帰ろう。今日は楽しかったね。」
「うん。そうだね。ドキドキしたけど、楽しかった。」
そんな不思議な体験をした私たちであった。
無事に家に帰ることができたし、あのとき食べたクッキーのことが心配だったが、別にお腹を壊したり、気持ちが悪くなったりするようなことは全く無かった。
それにしてもあのメモ用紙を書いて、あそこにティディベアを置いておいた人は誰なのだろう。
もしかしたら昔あそこに住んでいた人の幽霊だろうか。
一人で居るのは寂しいから、冬美を向こうの世界に連れて行く気かもしれない。
あまり深く考えるのは良くないと私は布団に潜って早めに寝ることにした。
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