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家の中に戻ると、お父さんの姿がない。
真理の隣で、お父さんも昼寝すると言って隣の和室へ入って行ったと潤子ママが、教えてくれた。
「真理ちゃんは、何時頃、お風呂に入れているの?」
「6時くらいです」
「今日は、どうしましょうか。お夕飯の時間もあることだし、お昼寝から覚めたら入れるように用意しておく?」
「そうですね。ありがとうございます」
「一久君、テレビでもつけましょうか」
潤子ママがリモコンを差し出すと、一久は断るように軽く手を上げ。
「いえ、俺もちょっと、横になってきます」
寝室として用意された部屋へ一人で行ってしまった。
居心地悪いのかな。
「最近、忙しいから、寝不足なのかも」
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