昼下がりの情事

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「ねぇ、ミキサー車に乗る事もあるの?」 並ぶミキサー車を見ながら何気なく尋ねてみる。 一久は、足を止めて私を見下ろし「ない」と答えた。 「運転手が不足した時に代行運転したことはあるが、基本営業が仕事だからな」 「大型免許持ってるの」 「ああ、もちろん。こう見えて資格だけは色々持ってるぞ」 「じゃあ、今も乗れる?」 「多分な」 ミキサー車に乗っている一久をちょっと想像してみた。 作業着姿、似合うだろうな。うーん、見てみたい。
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