翔の悩み

14/34
前へ
/34ページ
次へ
けれど、翔ちゃんはそれを追いかけてきた。 「……陽菜」 「な、何……?」 握られている手が痺れるように熱くなってくるのがわかる。 あたし、どうすればいいの? どうしていいのかわからなくてずっと視線を泳がせているあたしを見ながら、翔ちゃんは呟くように話し始めた。 「前に、俊哉と陽菜がここでヤり始めた日……」 「……なっ!」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

119人が本棚に入れています
本棚に追加