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翔ちゃんの方をちらりと見ると、翔ちゃんはあたしの様子を伺うようにちらちらと視線を向けていた。
「何で?」
「ん?」
「何で、そんなこと……」
寝ている間にキスしたとか最悪! といつもの調子で言うこともできた。
けれど、今はそんな気持ちよりも、どうしてそんなことをしたのかという疑問の方が大きかったのだ。
「ん。あんとき、気づいたんだけど、俺、陽菜のことが好きなんだよ」
「……え」
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