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「いやな、小さい頃からずっと見てきて、妹ができたみたいでかわいくてしょうがないって思ってたんだけど……いつからか、なんかそんなんでもないような気がしててさ」
「……」
「だからあの日、それを確かめるように、キスした」
「……」
「そしたら、やっぱ好きだなーって」
「……」
何も言えなかった。
あたしにとって翔ちゃんはずっと直ちゃんの友達でお兄ちゃん的存在だった。
それ以上でもそれ以下でもない。
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