翔の悩み

19/34
前へ
/34ページ
次へ
「そのあと俊哉と陽菜が愛し合い始めて。本当は“俺見てるよー”って止めようと思ったんだよ。けど、陽菜はどうせ俺のもんにはならねぇし。なら、見るくらいいいだろって……」 「……」 「こうやって、今陽菜が来るたびにここに来ちまうのは、少しでも、陽菜の傍に、いてぇから」 「……翔、ちゃん」 さっきまでどきどきしていた胸は、今はずきずきとした痛みが走り始めていて。 翔ちゃんの方を見れなくなってしまった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

119人が本棚に入れています
本棚に追加