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◇◇◇
あれから海斗くんと俊ちゃんを通じて、あたしの手元に戻ってきた陵との思い出。
なんとなく一人であけたらしんみりしそうな気がして、テレビを観ている俊ちゃんの横で荷物を開いた。
中に入っていたのは、予想通り服と化粧品……
あれ？
これって……。
次から次へと出てきたものを見て涙が溢れてきた。
このクッションも……
このスリッパも……
このマグカップも……
この膝掛けも……
全て二人で選んで、陵が買ってくれたものばかり。
陵との思い出がつまったものだった。
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