ふたりのハナへ贈る歌
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「……はい」 私は小さく頷いた。 分かってるよ、そんなの…… 「よし。じゃあ、43小節からもう一回歌ってくれる?」 先生はさっそく間奏を弾き始めた。 私は自分の番が来る前に、楽譜の余白に"姿勢"と大きく書いてぐるぐると丸で囲った。
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