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元は体の障害を持った人のサポート用の技術ですって。いかに自由に、強く、速く動けるか、制限なしに開発していったらこうなったと。ここまでいっぺんに運動能力高めなくてもいいと思うけれどな。これじゃ、パラリンピックの選手がまんまオリンピックに参加してメダル獲れるかもよ。
しかし、話を元に戻すけれど、これがリーさんの身体能力だっていう証明はどうするの。まあ、残されているあらゆる映像から割り出した数値を正確に再現していますって。
うーん、どれもこれもすごいね。あたしみたいな年寄りにはいつの間にかあれよあれよと追い抜かれてついていけないね。とっかえひっかえ色んなもの出してくるものだ。
これが、きわめつけ、リーのクローン? ぞっとしないね。しかし、リーのDNAなんて残っていたっけ。「死亡遊戯」のジャンプ・スーツに残っていた痕跡をできうる限り完璧に採取したと。だけど、時間がたちすぎているでしょう。確かに経年による劣化は避けられない、と。あとはどうしたんです。
親族を回った? だけど、息子は父親同様、早く亡くなっているでしょう。もう一人、娘がいると。なるほど。しかし半分しか同じじゃないでしょう。性別が違えばずいぶん違うだろうし。
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