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『課題③：協力・調和』
散々はしゃいで疲れ切っていた所為か、さすがにその日の夜は二人ともぐっすり眠ることが出来た。これはお互いの存在に対して、ようやく気を張る必要がなくなったからってのもあったと思う。すぐ隣で眠っても、相手を邪魔に思わない程度にはってことだけど。
そして次の課題は前日の対戦の逆。協力・調和だった。
具体的に何をするのかというと、二人で巨大な立体パズルを完成させろというものだ。昨日に引き続き、遊びの延長のようなその内容に、俺達は二人ともかなりホッとした。これならきっと問題なく達成できるはず。
ただ、立体パズルって言われてもあまりピンとこなくて、それだけは不安だった。
ジグゾーパズルっていうのは平面のものだ。あれが立体になるとどうなるんだろう。取りに行った小部屋に置いてあったパズルの素材っていうか材料も、色の付いた小さなブロックばかりで、完成させてもこれが何になるのか見当もつかない。
「茶色っぽい色ばっかだなあ。でも木材じゃないし」
「どっちかっていうと煉瓦っぽくない？ どっか外国の建物とか」
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