Rattus －ラット－

『課題⑥：接触・連係』

「ユウ……？」
「……ってる」
「え？」
「ケイ……勃ってる」
「……!?」
　ほぼユウの目の前にあった俺の一物(いちもつ)は、重力に逆らってむくりと起き上がり、今にも屹立しようかとしているところだった。
「う…うわあぁぁ!!」
　その後のことはもう言いたくもない。
　俺は真っ赤になったユウを前に、ひたすら謝り続け、もしかして溜まってるのかという指摘を全力で否定し続けた。