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(自称)モテ男が女を落とす理想メシ
俺が先生に呼ばれて席を離れたのはたった数分の出来事。
そのたった数分で異変が起きていた。
最初に気づいた異変は鍋だ。
そこには湯気の立ったお湯だけがグラグラと沸騰していた。
そして自然とその右横のフライパンに視線を向ければカリカリに焼いたベーコンが消えていた。
最後にステンレスの台上の違和感に調味料をチェックする。
綺麗に並んでいる調味料のうちマヨネーズと塩が消えていた。
俺はなんとなく後ろから視線を感じるので咄嗟に振り向くけば壁際に寄りかかりる3人組。
しかし俺が振り向いた途端、三人はとっさに目を逸らす。
ふ~ん・・・。
三人に一人づつ目を向けていく。
一番左端のロウタは何故か唇の周りが脂ギッシュな上にワイシャツに全く乾いていない小さなシミが出来ていた。
真ん中のたっくんは青いエプロンの上に黄色いそぼろみたいなのがついてる。
そしてポケットから赤いプラスチックの蓋がはみ出している。
そして右端の鳥居は何故かマヨネーズのチューブを口にくわえたまま俺を凝視していた。
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