出会い

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「うわぁ…結構鬱蒼としてるな…。この森一帯探すのは骨が折れるぞ…」 森に入り込んだ40歳半ばくらいの男は一人呟いた。どうやらこの森に住むと言う少女を探しに来たようだ。 どんな特徴があるのか身長はどのくらいなのか年齢は何歳くらいなのか等、きっちりとした情報があるわけでもない。 しかし男は少女の境遇を放って置くことは出来なかったのだ。 決して衛生的な場所とは言えない場所にうら若い乙女が生活をしているなんてゾッとする。 余りにも鬱蒼と生い茂る森に弱音が飛び出たが何とか少女を見つけて保護してあげたい。 男は森の奥へと更に入っていった。  
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