プロポーズ
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顔を上げた彼女の目は真っ赤。 「電車、乗らないのか」 「・・・賭けしてた。終電までにやっさんが、来なかったら」 「俺が、来なかったら?」 「もう終わりにしようって」 衝撃的な言葉に、グラッと足元が揺れた気がする。 終わりって、別れるってこと? つまり、俺達は、そんな瀬戸際にいるのか。
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