春浅い日

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 今はただ、佑介の成功を心より祈るばかりだ。  マンションのバルコニーに出て、空を見上げた。まだまだ肌に突き刺さるような寒さが続きそうだ。りさ子の心にいつか下萌えとでもいえるような、春のきざしがゆっくりとでも訪れることを願った。             了                                        
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