さあミズキンダ、君の出番だ♪

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気が付けばここはどこ? ミズキンダがキョロキョロ。どう見ても町なんですけど。 立派な道路に立派な建物。道路の上の標識を見れば、なんと旭川。 どんだけ走ったのあんたたち。国道車で飛ばしても約五時間だって。 「そこ右に曲がってねえ」 ミズキンダの背中でうまくバランスを取りながらあっちこっちと道案内するハムハムは良く知っている町のようです。 実はハムハム感心しています。道産子だってこんだけ走れば息の一つも乱しますがミズキンダはウロウロはするけど、心拍数上がっておりません。 (スタミナ凄くあるんだなあ) こりゃ鍛えがいがあると、ほくほくしております。 「はい、ここねえ。」 見上げるビルのタテ看板には『まめたんスポーツジム(プロ専門)』と書いてあります。 「プロ専用……ここって」 「アスリートと呼ばれるプロ達がこぞって練習しに来るところだよ。世界最新の機器がそろってる。」 「ハムハム、帰っていいかな。」 既にミズキンダは帰路に着こうと回れ右。 ガブリ 「いったあい!」 「サラばっかりに負担掛けないの」 「出てくる前は寝てたじゃん。」     
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