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嫉妬
貴方の周りに取り巻く物全てに、嫉妬した。
家族、友人、職場、はたまた趣味まで。
それほどまでにどっぷりと貴方のことが好きなってしまった。
触れたい。
その想いが強くなるごとに私は悲しみに溺れた。
どうしようもないぐらい、貴方が好きだ。
貴方も私と同じぐらい私の事が好きになって仕舞えばいい。
私に取り巻く全てに嫉妬して、束縛してくれたならどれほど幸せだろうか。
気持ち悪いぐらいに貴方の事でいっぱいだった。
出来れば、この想いが貴方に伝わりませんように。
そして、この想いをどうか貴方に話しませんように。
嫌われるのは、怖い。
貴方に嫌われたら、これからどうやって生きていけばいいのだろうか。
一緒に居るのが当たり前になってしまった今、それがいつか終わりを告げるのかと思うと、不安でいっぱいのなる。
この想いを恋と呼んでいいのだろうか。
依存ではないのかと何度も自分に問いただした。
だけども、これが恋じゃないのだとすると、私はもう恋は出来ないだろうと思った。
「好き」
そんな簡単な二文字ですら、文字にするのも言葉にするのも難しい。
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