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好きだと自覚した時から、嫉妬は私に付き纏う。
それは、どうしようもないぐらい重いもので、貴方にバレない様に必死に隠した。
隠す度に自分を傷つけた。貴方に害が無いならそれでいいと思った。
苦しくて、悲しくて、沢山泣いた。
それほどまでに奏のことが好きだ。
自分が自分じゃ無くなってしまうのではないかと不安になるぐらいに、制御できなくなる。
きっと、これから先もそうなのだろう。
奏のことを好きである限りずっと付いて回るのだろう。
それが恋なのだろうか、愛なのだろうか。
それでも、奏が私に寄り添ってくれる限り、私は奏を少しでも幸せに出来ればいいと思った。
嫉妬塗れの醜い私と一緒に居てくれる。どれほど幸せな事だろうか。
いつかその欲に溺れない様に足掻こう。
大丈夫、きっと。
奏はそばに居てくれるから。
学生の私と、社会人の貴方。
ネットから始まった叶うはずもない恋
遠い距離を埋めるものは、貴方の声と言葉しかないけれど、それでも貴方を少しでも幸せにしたいと思った。
好きだ。どうしようもないぐらいに、手のつけようがないくらいに。
「会いたい」
今日は、なんだか言えそうだ。
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