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「みやびちゃん、店長がそろそろ休憩から戻って来てって………」
「アキ、アンタ超有名人じゃん本物のお嬢様だしさぁ」
「そんなことないよ!私普通の庶民だし、それにね学校の友達から登録するだけでお金貰えるサイト教えてもらったの」
「何それ?」
アキ曰く、年齢と名前と写真を登録するだけで自動でお金が振り込まれるのだとか。
それってヤバイ奴じゃないの?と聞けば、そんなことないよ!と言ってアキがスマホの画面を見せてくれるとそこにはアキの写真とその下に軽く6桁は越える金額が振り込まれていた。
「パパ活とかじゃないんだ………」
「うん!みやびちゃん美人さんだから沢山お金振り込まれるかもね」
アキの言葉に、私は負けたくないというプライドもあってすぐにアキに教えてもらったサイトに登録した。
お金はすぐに振り込まれ、私はすぐブランド品を購入してSNSに載せればアキが投稿した写真よりも多いいいね!とコメントが貰えた。
その日から私はアキに負けたくないというプライドも重なって、沢山のブランド品を買いあさるようになった。
とにかく映える写真を求めて、コスメにバッグにアクセそれから話題のカフェにも何度も通って美味しくないくせに高い料理ををただSNSの投稿の為だけにお金を払う。
そのうち振り込まれるお金だけじゃ足りなくてバイトを増やそうとしていると、アキからもっといいサイトがあるよと言われ今度は希望金額を書けばそれだけお金がもらえると教えてもらった。
そのお金で私はもっともっとブランド品を購入した。足りなくなったらすぐにお金を振り込んでもらってそれでも足りなくてバイトも増やして学校にも行かなくなって………。
そして今、私は薄汚い手術台の上に裸で乗せられている。
ジージーとカメラの回る音、照明がまぶしくて身じろぎするけれど両手足は縛られて小さくでしか動けない。
するとニヤニヤ笑いよだれを垂らした手術衣に身を包んだ男性がハァハァと荒い息をあげながらメスを持ち私を見ている。
迫るメス、叫びたくてもタオルを口に詰め込まれて叫べない。
やがてプツリとメスが身体に入った瞬間、私はどうしてこうなったの………という思いを胸に抱きながらそのままプツリと意識が途切れたのだった。

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