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「そのお心は?」
「生の姿に触れたいし、酔いしれたい」
「んぐっ!?」
丁度コーラを飲み込んだばかりだった奈緒子は、思わずむせて咳き込んだ。
炭酸が咽に絡まって、鼻の奥がツンとする。
いや、だってだって。二枚目俳優にも引けを取らない美形から、濃厚な殺し文句を真正面に浴びせられたら、ね?
誰だって動揺しちゃうでしょ。
「ごめんごめん。ちょっと言い回しを間違えた、かな?」
口と鼻を両手で覆い、涙目で咳き込む奈緒子に、最上はクスクスと笑いながら謝る。
炭酸の波が通り過ぎたところで、改めて最上は説明を始めた。
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