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翌日、足に包帯を巻いた私が学校に来ると、またみんながひそひそと私の事をジロジロ見ながら話していた。
耳に微かに届いたのは、「なんで学校に来た」とか「階段から落ちて死ねば良かったのに」という心無い言葉たち。
私の心はどんよりと、今日の空模様とおんなじだ。
ようやく下校時間になった。
4限目の終わりから降り始めた雨が、教室の窓を叩いていた。
ぼーっとそれを眺めていたら、気がつけば私は教室に一人になっていた。
(帰らないと……)
そう思い机の上の鞄を手に取った時だった。
ズルズルズルズル……
妙な音が廊下の方から聞こえて来た。
ズルっ……ズルっ……ズルっ……
それは、何か重いものを引きずっている様な音だ。
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