魔法使いのルール~ブラック魔法使いあらわる!?~

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「うーん……見たところ村に被害はないみたいだけど……」 万里の言う通り、村はいつもの姿と何ら変わらなかった。 しかし、“村だけ”である。 「おい、でも何人か人が倒れてるぞ。あの中に真奈達がいるかも知れない。行ってみよう」 「アイアイサー♪」 と言っても万里は理雄のホウキに乗ってるだけだが、そこを突っ込んでしまえばおしまいなので気にせず先に進めよう。 「……って、何だこの様は……」 「ハァッ…………魔女様ぁっ……」 「もっと……もっとほしいっ……」 「一生貴女に着いて行きますっ……」 理雄が見たのは、何人もの女性が倒れ込んでいる光景だった。 彼はそれにただただ唖然とし、万里は真奈達を探すためにキョロキョロとしている。 「どこだろ…………あっ、いた!!」 万里が駆け寄った先では、真奈と真優がうつ伏せの状態で倒れていた。
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