8人が本棚に入れています
本棚に追加
「うーん、アイスおいしー♪」
「確かに美味しいね」
皆その後、美奈子が持ってきたアイスを堪能していた。
しかし、一人だけ味がおかしいと感じる者がいた。
「ねぇ、なんか私のだけアイスじゃないみたいなんだけど?」
「そう言う味もあるんでしょ。何言ってるの」
「いや、まぁ、それもそうか」
真優の言葉に宥められつつ、やっぱりおかしいと思う万里。
すると、美奈子がズイッと万里の前に顔を寄せた。
「美味しいでしょ? 実はそれ、最近出来たお店の味なんだよね」
「あぁ、そうなんだ」
そして、今度こそ完全に宥められる万里。
美奈子はその反応を見て安心したかのように自分の席へと腰かけた。
彼女は、全体を見回しながらこう言う。
「皆、これから何しようとしてるか知らないけど……もう魔女の事件には関わらない方が良い」
プラス真面目顔だったので、他一同は何を言えば良いか分からず互いの顔を見比べる。
最初のコメントを投稿しよう!