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【虹色の夢】
水色の空を流れ行く
群れて耀く白い雲
その下で走り続ける日々は
悲喜交々織り交ぜながらも
穏やかな優しさに包まれた日々
あれから
多くの出会い別れを繰り返し
多くの夢に触れて交わる毎に
再創造された夢の輝きは
どこまでも純粋な光を放ち
不確かな未来でさえ
笑って受け入れられる位の
揺るがぬ希望となりて
行く道を照らしてきた
ただ夢を描く
それが形になれば幸せだし
形にならなくてもまた幸せ
そんな
雨上がりの空にふと浮かぶ
虹の様に漠然とした夢が導く旅は
時々に様々に色を変えながら
いつの日にかまた辿り着くだろう
夢の扉へと導いて行くのだろう
密やかに鮮やかに
描き続ける虹色の夢こそが
きっとあの時望んでいた
夢の扉の先に広がる景色で
それを手にしたであろう今も尚
夢を描き続けるのは
まだ見ぬ未来の先に
祈りの様な小さな希望を見出すから
その希望が
一人きりの物では無く
誰かと分かち合える物でありますようにと
白く耀く雲の向こう
広がる眩い水色の空の果て
虹色の夢と想いを飛ばそう
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