姉との別れ

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鎧塚「俺らと同じだな。 俺は、赤ん坊の頃、両親を殺された。 栞も両親を殺された。」 悠夜「そうなんですね……」 栞「ここには訳ありの人間が集まってるわ。 ……まぁ、悠夜の……熊本の事件の件は、 これからみんなで話すしかないわね。」 鎧塚「そうだな。これから調査だな。」 栞と鎧塚が 悠夜の家族が殺された事件の事を調査しようと決めた。 -応接室- 鎧塚「3年前の正月に、熊本で 家族が殺された事件、覚えてるか?」 早乙女「えぇ、覚えていますよ。」 悠夜「実は、あれは私の家族で…… 生き残ったのは、私と姉の雪夜の 二人だけでした。」 悠夜の話を聞いて、荒羽天馬が驚いて顔を上げた。 悠夜「そして……姉が いじめを苦にして自殺してしまい……いじめた奴らに 復讐しようと思って、怨み屋本舗の熊本支店に行きました。 熊本支店で依頼しようと思った矢先に、 私の家族を殺した犯人が、 関東に逃げたらしくて、それでこちらに行くように言われたんです。」 栞「未解決の事件だったものね……」 悠夜「だから、この件を依頼して、構成員としても行動したいと思います!!」 悠夜が決意を述べると、曽武川由香が ガッシリと腕を掴み、 「一緒に頑張ろう!!」と言ってくれた。 荒羽「俺も協力する」 荒羽が、頭をわしゃわしゃ撫でてきた。 鎧塚「なぁ、荒羽は こいつの事、気に入ってんのか?」 栞「さぁ、一目惚れってあるじゃない? それに、この子美人だもの。」 鎧塚と栞がコソコソ話す。 相果川剛志と泡森拓実は、 それを見て笑っていた。
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