ふれる

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 というか入る気がしない。  やはりやめよう、止めるようにお願いしよう、そう心の中で思ったというか凍り付いているとリゼルが僕に欲望をあてがう。 「リ、リゼル、やっぱり止めないかな?」 「……ここまで来て、無理だな」  その時のリゼルの笑顔が僕には、鬼畜な表情にしか見えませんでした。  しかもすぐに有言実行とばかりに、リゼルが僕の中に入ってきた。 「あっ……あっ……」  僕は途切れ途切れの声しか出せない。  熱いその欲望が僕の中に入り込んで、僕がリゼルの形に変えられてしまう。  入り込む動きだけで僕は、中をこすられて感じてしまう。  思わず目をぎゅっとつむり、祖rを耐えるように必死になっていると、そこで僕は額にキスをされた。 「全部入ったよ、レオナ」  囁くように言われて、僕はゆっくり瞼を開くと目の前にリゼルの顔がある。  やっぱり間近で見ると幼馴染で、その、こういった意味でも好きかもしれないリゼルは僕のひいき目ではなく綺麗な顔をしているなと思う。  大好きだと、思う。  僕の中で好きという言葉が自然と浮かぶ上がる。  と、そこでリゼルが動き出した。  何度も抜き差しされて、そのたびに僕はあえいでしまう。  なのにリゼルは夢中になって突き上げて、僕も感じすぎてわけがわからなくなって、やがて、 「中に出すから」 「! そ、それはまだはやっ、まって、ぁああああああっ」  僕は止めたのに、リゼルにそのまま中で出されてしまう。  体の奥深くにリゼルの熱と、注ぎ込まれるのを感じて僕はそれに感じて体を震わせて。  やがて、リゼルが全てを注ぎ終わったのか、震える僕と唇を重ねた。  柔らかくて暖かくてとても心地がいい、そう僕が思っているとそこで唇を放したリゼルが僕に微笑みながら、 「これからは我慢しなくていいよな。毎日していいか? あと、今日は何回かしたいし」 「……え?」 「俺はずっとレオナが好きだったけれど、我慢していたから」
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