Chapter 2

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 親密な行動とは裏腹に、口調は完全に治療者としてのものに戻っている。尚晴は少し残念に思った。 「はい……僕も、ちゃんとしないといけないですね」 「無理はしなくていいんです。ゆったり構えて下さい。すみません、また長々とお引き留めしてしまいましたね」 「こちらこそすみません」 「私の方は十三時で一旦休憩なので、問題ないですよ」  優しく笑ってくれるが、休憩時間の邪魔をしていることこそが、尚晴からすれば申し訳ないのだ。
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