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「えっと、あの、怪しい集まりじゃないですよ」
「いえ、そうじゃなくて、美郷さんなら毎週行かなくても、相手に困らないんじゃないかと思うんですが。しょっちゅう女性をとっかえ引き換えしたいようにも見えないし、どうしてかなって」
「あ、遊びじゃないですっ、そうじゃなくて……背は高くないし、フリーランスのような仕事で収入も少ないですし、単にモテないんです」
「でも、毎週行ってると、かなりの人数と知り合うことになるでしょう?」
橘はまた首を傾げた。
「そうですけど、参加者が好感を持った相手を書いて、それを主催側でマッチングするんです。お互い好意を持っていればカップルが成立するシステムです。連絡先交換は他の方ともできますが――あ、そういえば、プロフィールカードを渡してくれた女性もいました」
「それってどういう意味なんですか?」
「僕もその時は分からなかったんですけど、カードを見ながら参加者同士、お話しするので、カードを渡してしまうってことは、もうあなたに決めましたってことらしいです」
「へぇー面白いですね。その方とはどうなったんですか?」
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