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目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。
目の前にはランドセルを担いだ少女(珠瓜)がいる。
ここは柴舟のアパートだ。彼は昨晩、酒を飲んだ後誰かの財布をすった。
珠瓜にそれがばれそうになり、柴舟は慌てて家へと入る。
その際、財布から落ちたUSBとメモを、興味本位で見てみると、USBには文書と地図が入っている。柴舟はメモに書かれている探偵事務所に休みの明日行くことにした。
翌朝、玄関を開けると珠瓜が立っていた。またスリを疑われ、動揺でメモを落としまう。それを偶然、お隣に住む女性(諸越)が拾い上げた。
どうやらメモには諸越の名前があったらしい。
柴舟に詰め寄る諸越とともに、三人で探偵事務所へと入る。
USBを受け取った探偵(若鮎)が、財布も落ちていなかったかと財布の特徴とともに尋ねる。
柴舟はスリとばれないよう嘘をついて、財布を渡した。
諸越はなぜ自分の名前が、と尋ねるが教えてもらえず、諦めて事務所を出た。すると若鮎がやってきて浮気調査だと呟く。
三人に、探偵はUSB内にあった地図の場所を尋ねると、珠瓜の家だと判明。
帰ろうとする柴舟と諸越をひいて珠瓜と若鮎は家へと向かった。
地図のある所を探すと、そこには鍵があった。首を傾げていると少女の祖父がやってきて、これはガキの頃隠した財宝の鍵だ!と目を輝かせる。
探偵と少女が「みんなで探しましょう!」と強制。
何とか休みを見つけ地図通り探すが、見つからない。
何か月もかけて、絆を深めあい探す四人。
漸く手掛かりが見つかり、歓喜する一同。
手がかりが指すのは、少女の祖父の家だった。
結局畳の中にあった財宝。それは拳銃と血濡れのナイフだった。
警察が駆けつけ、数年前殺人鬼が隠したものと判明。漸く証拠が見つかったと喜ぶ警察。
一方、四人はこれではないと祖父に言われていた。じゃあまた探すしかない!と意気込む少女と探偵。柴舟と女性は、また強制的に手伝わされることとなるのだった。
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