3人が本棚に入れています
本棚に追加
「ま、お前も少しは学べ」
「……………」
エラソーに。
でもマジで強いから手に負えない。
今日はランキング一位とパーティーを組んで貰らってるから、俺としても我慢するしかないのか?
「あっ、イケメンくん!」
「フッ、おせ~よ」
そんな気持ちで黙々と打っていたのだが、ここで追い討ちをかけるように常連が現れた。
「なになに?また出してるの?」
「まだイケてねぇケドな?」
「あははっ、やだもぅ!」
………………
新手の仲間は、例えるならオタサーの姫である。
場末のパチンコ屋で、昼間からハンターしているアホな女の子だ。
なのにやたら可愛くて、俺は密かに憧れを……
「今日は俺君とバトルしてるんだ?」
「え、えぇ、まぁ…………」
「コイツがまた負けてて、見てられなくてな?」
煩いわ、イケメン野郎!
「私も隣、良いカナ?」
「ど、ど、どうぞ」
クッソ、バカ女なのに仕草がエロい。
短いスカートはきやがって、レバーオンに集中出来ないじゃないか!
しかも…………
「きゃ~、小役解除!」
ガッキーンッ!
………と、いきなり中段チェリー(超レア役)。
思わず鼻水が垂れたよ。
「フッ、流石だな」
「イケメン君のお蔭だね!」
………………
勇者に加え、癒しの女僧侶がパーティーに加わり、そりゃ冒険も楽しくなるってモンさ。
でも、出てるのはコイツらだけ。
「俺君、またクムペッコだ」
「く、クソッ!」
俺はクムペッコ再び、今度は力の入れすぎなのか、あっさり負けた。
このバカ鳥、まぢ死んで欲しい。
「愛でろっていったダロ?」
「あ、やぁん」
「………………」
やぁん、ぢゃねぇヨ!
テメェら、もしかして出来てンのか、えぇ!
最初のコメントを投稿しよう!