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「反対の道」
君の歩く方向の
その反対へと歩いてく
君を見送り時は過ぎたね
あの頃何も分からぬままに
「好きな人なら、数える程に」
あれからどこを
歩いただろう
気づけばここに流されて
哀しい詩を書いている
私は光になれるかな
私に羽はあるのかな
あなた守れる力があれば
今すぐ命を賭せるのに
望まれない恋握りしめてた
自分に帰ってやめてみた
そしたら涙は流れずに
ただ朝もやに鉛が沈む
反対へ行く君を見て
手を振ったけれど気づかれない
それなら私は反対に
君の願える方へ行く
一周回るその前に
あの丘で二人落ち合おう
すべての愛しさ優しさ連れて
一時だけでも君のため
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