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「あんな」
あんな朝
あんな日に
あんな君が
あんな隠して
あんな守った
あんな出来事
あんな嘘をも
あんな信じて
あんな僕をさ
あんな見つめて
あんな繋いだ
あんな手のひら
あんな理想を
あんな探して
あんな血がでて
あんな泣いてた
あんな気持ちで
あんな所で
僕と彼女の幸せロマンス
それは視線が動いた先の
閃光。確かにそこから動かない。
動かず確かにそこにある。
そう呼べるものが確かにここに。
なのにこんな苦しい夜には
嫉妬も温度を冷ましてしまい
二度と結べぬ赤糸なるから
恋の解凍を。恋の回答を。
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